津山市保育事業研修大会
研修会 等 報告
開催名 津山市保育事業研修大会
日 時 令和6年 12月 7日
場 所 津山鶴山ホテル
参加者人数 保育事業関係者 199人参加
内 容
〇 式典・表彰
〇 記念講演 演題 「思いを言葉にのせて~心をつかむコミュニケーション」
講師 フリーアナウンサー 上重 聡 氏
〇 研究部発表 研究部 西ブロック担当者会発表
「体感を育む運動遊び」~姿勢に関する調査とその課題に応じた遊びの提案~
〇 交流会
【式典・表彰】
・式典では、谷口市長様、来賓の方々をお迎えして、津山市保育協議会会長表彰を25名の先生方が受賞されました。
【記念講演】
◎上重 聡氏 プロフィール
大阪府八尾市生まれ。小学生の頃から野球に打ち込み、PL学園時代にはエース投手として活躍。甲子園に春夏連続出場、夏の甲子園での横浜高校松坂大輔投手との延長17回の熱戦の末に敗れたが、球史に残る試合と言われている。大学でも完全試合を達成するなどの活躍をするが、プロへの道は断念し、日本テレビアナウンサーを経て現在はフリーアナウンサーとして活躍中。
◎それぞれの組織の中で、どう個人が生かされるかが大事。
・ いろんな人にスポットライトが当たる。
- 環境整備をしてあげる。
・ 保育園や家庭でも、子どもにとって輝ける場所を大人が作ってあげることが大事。
◎脳は 「記憶する、慣れる、習慣化する」
・ 子どもの時に頑張った体験
・ 結果が出た体験(良い準備が良い結果を生む)
➡ 脳が記憶することが大事
◎ライバルの存在
・ 元プロ野球投手:藤川球児さん(同級生)
・ 羽鳥慎一さん、安住紳一郎さん(ともに先輩アナウンサー)
➡ 刺激を受ける存在が身近にいることで自分を高めるエネルギーになる。
◎青山学院大学の原監督
・ ほめて、ほめて、ほめて→ アドバイス
- 気持ちを乗せる → その気にさせる
- 怒らない → 怒ってしまうのは自分の知識が足りないから
- 選手への魔法の言葉 →「もっと良くなるよ」
◎コミュニケーションで大切にしていること
・ 「相手のことをよく知る」 → より深い関係性が築ける
~いいアナウンサーは聞き上手~ (アナウンサー:羽鳥慎一さんの言葉)
感想
・野球に打ち込んだ学生時代、ご家族の支え、アナウンサーになってからの思いなど、具体的な
エピソードを交えながら、幼少期、社会人、職業を越えて大切なポイントを示されていました。
特に、コミュニケーションで大切なこととして「相手のことをよく知る」=より深い信頼関係につながる・・・という言葉は、保育者にとっても一個人としても改めて大切なことだと実感しました。
甲子園で松坂投手と熱戦を繰り広げた試合は記憶に残っている方が多いと思います。その後、局アナウンサーからフリーアナウンサーへと転身され、その中でたくさんの経験や人との出会いを積んでこられた上重さんの言葉は心に残りました。最後、時間ギリギリまで写真撮影にも応じてくださって気さくで温かいお人柄も感じた講演でした。