2025年3月28日
第245回津山市保育所職員研修

研修会 等 報告
開催名 (講演会名等) 第245回 津山市保育所職員研修
日 時 令和7年 2月26日(水) 14:00~
場 所 津山市総合福祉会館3階 中会議室
参加園数 26園、 参加者29名


内 容
講師として、岡山高等学院の 瑠璃 真依子 氏をお迎えし、「私らしく生きる」~ありのままを受け止めて~と題し、ご自身の体験を通して感じたこと、親として保育園の先生がしてくれて嬉しかったこと等を中心にお話しして下さいました。
<小学生時代>
・登校班になじめない・おしゃべりしすぎる・女子グループに入れない・えんぴつをかじる・階段をジャンプする等で周囲からは「変人」と言われる。
<中学生時代>
・クラスになじめなくなる・先生を困らせる・違和感を感じるようになる・休憩時間に困る等
女でもない、男でもない、自分は「宇宙人だ」と思った。
<高校時代>
・不登校からリストカット・茶髪にピアス・アルバイト等
しかし、不登校から学校復帰できたのは、①教師になりたいという夢があったから②保健室登校で良いと言ってくれたから。③タイミングが良かった。この時期は誰かに自分のことをわかってほしかった。
<大学時代>
・適応障害と診断される・拒食症から休学に至る・死にたいと思うようになる・カウンセリング開始
・WAIS-Ⅲ検査 疑いあり・復学から卒業
教師になりたいという夢を叶えるため勉強した中に、まさに自分だという発達障害についての授業があった。そこで先生にカウンセリングしてもらい、やっと自分が何者なのかわかった。
<教員時代>
・中学校に勤務・数学とバスケットを教える・2年後休職(広汎性発達障害と診断を受けて)
・一か月の入院生活(薬について)・県北にて酪農体験・4年後退職
<結婚・妊娠・出産そして子育て>
先生は小学3年生と4歳のお子さんがおられます。
出産は、産科の医師と精神科の医師とでタッグを組んで乗り越えられたそうです。
特に精神科の医師が一時間ごとに励まし、短い目標を伝えることで乗り切れたそうです。
また、旦那様と協力して出来ることをしているとのこと。例えば、お金に関しては旦那様が管理し、お小遣い制にする。掃除はヘルパーさんに頼む等。
・子育てはみんなに助けてもらっている。助けてもらうことは恥ずかしいことではないと思えるようになった。
<親として保育園の先生がしてくれて嬉しかったこと>
・サンダルがはけない→クロックスでOK
・巨大ロッカー鏡付き→片づけがしやすいように
・交換ノート→視覚でのやり取りの方がわかる
・家のおもちゃを持参したとき→いけないことはわかっているので、一旦受け止めてほしい。
職員によって対応が違う
時間が経つのも忘れるくらいに内容の濃いものでした。
先生は円周率を100桁言えるそうです。しかしそれは覚えるのが得意というより、忘れられないという特性だと言われました。そして、のどが渇いてもわかりにくいという事で、途中で水を飲むサインもパソコンで出されていました。
このように、どのようにしたら生きやすくなるか、という事を工夫する事が大切であり、私たちはまず受け入れるという事が大切だと改めて思いました。
そして最後に「命」についてお話しくださいました。命は大切です。本当の命の大切さとは。是非先生の著書を手に取って読んでみてください。
「どろだんご」
題名の「どろだんご」というのは、先生が教員をして1年目に子どもたちと一緒に作ったものだそうです。泥団子を作ると、一人ひとりいろも大きさも異なりますが、磨けば必ずピカピカに光ります。崩れてもこわれても、何度も作り直せます。そんなふうに、障害も一つの個性ととらえ、一人ひとりが輝ける、そんな世の中になってほしいという気持ちを込められたそうです。
誰もが輝ける素材を持っていると信じています。と先生は書かれています。まさにその通りです。

 

令和7年2月26日(水)研修部主催 津山市保育所職員研修
「私らしく生きる」 ~ありのままを受け止めて~
研修会アンケート 報告書
参加者数:28名 回収数:28枚

職種についてお聞きします。次の選択肢の中からお選びください。
1.
施設長 2名 2. 主任保育士 3名 3. 保育士 19名 4. 看護師 0人
5. 栄養士 調理員 1名 6. その他 (副主任保育士、保育教諭他)3名

研修を受けてみて率直な感想をお聞かせください。
(次の選択肢の中から当てはまるものに〇をつけてください。)
・良かった 28名(内とても良かった 1名) ・普通 1名 ・今少し 0名
・以前も話を聞いたことがあり、ご自分のことなので説得力がありよかった。
・本人の気持ちに寄り添い話を聞いてあげたいと思った。
・自分の子どももとても生きづらいタイプの子どもだったので、先生の話を聞いて、これまでの人生で
(どろだんごのように)たくさんこわれたこともありましたが、また作り直して輝いてほしいと思い
ました。ありがとうございました。
・人と関わるにあたってのヒント、コミュニケーションの取り方、相手の気持ち(障害のある子、うつの
人、思春期の子ども)など「そうか!!」と思うことがたくさんあって良かったです。
・今回の研修を受けてすごく良いお話を聞くことができよかったです。また詳しく聞きたいと思いました。
・弱い立場の人を支えたい。困ったら助けてくれる人を一緒に探したい。
・障害がある人がどのように思って、考えて生活しているのか分かったのでよかった。
・発達障害の当事者としてのお話はとても貴重でした。時間が来てしまって、第2部がお聞きできず残念
でした。
・接し方、関わり方、そして命の尊さなど、お話が聞けて良かったです。
・自分の子どもへのかかわりが実は違うのではと考えることがあり、心に響きよかった。
・障害のあるなし関係なく、子ども一人ひとりの行動の裏を考えていきたいと感じました。
・心温まるお話で、とてもいい時間になりました。
・実体験をもとに苦しかった出来事や嬉しかったことなど、たくさんのことに気づかされました。学びが多
かったと思います。
・心に残るキーワードがたくさんあり、また第2部の話が聞きたいです。
・凄くためになる話が聞けました。障害を持つ子どもだけでなくすべての子どもに対しての考え方がまた
少し変わった。
・最後までもっと聞きたかったです。
・本人のエピソードを交えて非常によい講演でした。最後の生命の大切さが心に残りました。
・とても寒かった。

次回の研修内容について
今後どのような内容の研修会を希望しますか?次の選択肢よりお選びください。(複数回答可)
1.
保育の内容の研修(具体的に)8名 2.障がい児保育研修 13名 3. 接遇研修 2名
4. コミュニケーションスキル研修 7名 5. 保護者対応研修 8名 6. 危機管理研修 4名
7. その他 1名
・今回のようなご本人の話は、思いがわかりやすく、とっても参考になった。
・今回の研修で気付かされたことがたくさんあった。障害などで生きづらさを感じている子どもに寄り添いたい。もっと障害について学びたいと思った。
・今回、時間がなくて聞けなかった第2部もまた研修を受けたいです。

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